移動 2月22日の日記 『読書録 空中ブランコ』
奥田英朗「空中ブランコ」読了
イっちゃってる精神科医とその患者の話「イン・ザ・プール」の続編です。
前作と同様、丸一日の通勤時間で読了。
流し読みのお供というか、ちょうど漫画のノリである。
え? 第131回直木賞受賞作?
「インザプール」のほうが仲間内での評価は高かったのだが、
私としては「空中ブランコ」のほうがストレートでよい。
ただし、文庫としての構成がいただけないような気がする。
連載順に並べたのかもしれないが、読了感を左右する最終作に、
作家が患者になる話を持ってきている。
漫画家が出てくる漫画、小説家が出てくる小説、はたいてい面白くない(と、思う)。
ハプニングなど物語の流れは、さすが現場ならではで面白い事が多いのだが、
地文の部分のテンションについていけないのだ。
というわけで、少し、残念。
あ…名言がひとつ。
「溺れている人間は、自分を救えない」
本文に関係ない写真は、隣の席の“関西弁のスペイン人”が買ってきてくれた
3時のおやつです。
イっちゃってる精神科医とその患者の話「イン・ザ・プール」の続編です。
前作と同様、丸一日の通勤時間で読了。
流し読みのお供というか、ちょうど漫画のノリである。
え? 第131回直木賞受賞作?
「インザプール」のほうが仲間内での評価は高かったのだが、
私としては「空中ブランコ」のほうがストレートでよい。
ただし、文庫としての構成がいただけないような気がする。
連載順に並べたのかもしれないが、読了感を左右する最終作に、
作家が患者になる話を持ってきている。
漫画家が出てくる漫画、小説家が出てくる小説、はたいてい面白くない(と、思う)。
ハプニングなど物語の流れは、さすが現場ならではで面白い事が多いのだが、
地文の部分のテンションについていけないのだ。
というわけで、少し、残念。
あ…名言がひとつ。
「溺れている人間は、自分を救えない」
本文に関係ない写真は、隣の席の“関西弁のスペイン人”が買ってきてくれた
3時のおやつです。