読書録 男女共同参画関連2冊
内容とは無関係な、
アッカーマン(ドイツの地名)の空写真....
お仕事がらみで男女共同参画関連のシンポジウムに参加し、
講演者の本を入手したので、ありがたく読ませていただいた。
●その1 原ひろ子、近江美保、島津美和子『男女共同参画と男性・男児の役割』
ざっと読むと
世界(国連や北欧など先進国)における男女共同参画の流れ
⇒ 日本政府の指針・方針
⇒ それを反映した日本の世の中の変遷の統計結果
⇒ 統計結果を男女を比較して解析、―――の本。
主張の部分と解析の部分がきっちり分かれているのは、
いかにも学術論文出身の方の書いた文章である。
とはいえ、原先生のバックボーンである、
ヘヤー・インディアンの性差と役割の研究を聞いたことがあると、
ヘイトクライムの章などを深読みできて面白い。
そういえば、人類におけるマイノリティ(ヘテロセクシャル、ホモセクシャル、
バイセクシャル、その他、、のうちの後者3つ)の割合はおよそ5%.....
というのはどうやって算出したのか、交流会の時に伺ったら、
カミングアウトしている人数と、カミングアウトできる割合から算出したとおっしゃっていた。
国民性や生活環境でカミングアウトできる割合は多少変わると思うが、
はっきりした科学的な答えで満足いたしました。
●その2 坂東眞理子 『女性の品格』
ベストセラーとなっていたので、どんな本かなぁ、と思っていたら、
サクサク読める読み物系のノウハウ本でした。
普段、「知的に見せる方法とか」「上品に見える方法」とか、
そんなの読み物で習って外面だけ合わせてもしょうがないだろ、と思う書物が多い中
「挨拶をしましょう」
「小まめにお礼状を出しましょう」
「怒りを顔に出さない」
など…新任研修で教えてもらいたいような具体的な内容で、
しかも、「私はこうやって成功しました、すごいでしょ」的な腐臭を感じさせない切り口なので、
似たような書物の多い中でベストセラーになるのはやはり違うのだな、と変なところで納得。
むしろ、女性の品格というより、社会人の品格、社会人の在り方のような本。
もっと言ってしまうと、ちゃんとした官僚だったら、このくらいするべきだよね、な本(笑)
ただ、女だったら云々……の一部に、男や上司に媚ましょう的な解釈のできる部分があって、
時代(世代)の違いを感じたりした。
お礼状を出してない数件について、
先ほどメールを出してみたり。 ←意外に影響を受けやすいようです。
しかし、男女共同参画関連って、「ばんどう」姓が多いなあ。
坂東眞理子さんは元内閣府男女共同参画局長で、
現局長も板東久美子さん、それぞれ副知事経験者だったりして、時々混乱に陥る。
研究者の男女共同参画に貢献した日本物理学会男女共同参画推進委員会の会長さんも
愛知大学の坂東昌子教授だった。(私はいろいろあって、この人には頭が上がらない)。
....小説でも専門書でもない書物を読むのは、久しぶりでした(^^)
アッカーマン(ドイツの地名)の空写真....
お仕事がらみで男女共同参画関連のシンポジウムに参加し、
講演者の本を入手したので、ありがたく読ませていただいた。
●その1 原ひろ子、近江美保、島津美和子『男女共同参画と男性・男児の役割』
ざっと読むと
世界(国連や北欧など先進国)における男女共同参画の流れ
⇒ 日本政府の指針・方針
⇒ それを反映した日本の世の中の変遷の統計結果
⇒ 統計結果を男女を比較して解析、―――の本。
主張の部分と解析の部分がきっちり分かれているのは、
いかにも学術論文出身の方の書いた文章である。
とはいえ、原先生のバックボーンである、
ヘヤー・インディアンの性差と役割の研究を聞いたことがあると、
ヘイトクライムの章などを深読みできて面白い。
そういえば、人類におけるマイノリティ(ヘテロセクシャル、ホモセクシャル、
バイセクシャル、その他、、のうちの後者3つ)の割合はおよそ5%.....
というのはどうやって算出したのか、交流会の時に伺ったら、
カミングアウトしている人数と、カミングアウトできる割合から算出したとおっしゃっていた。
国民性や生活環境でカミングアウトできる割合は多少変わると思うが、
はっきりした科学的な答えで満足いたしました。
●その2 坂東眞理子 『女性の品格』
ベストセラーとなっていたので、どんな本かなぁ、と思っていたら、
サクサク読める読み物系のノウハウ本でした。
普段、「知的に見せる方法とか」「上品に見える方法」とか、
そんなの読み物で習って外面だけ合わせてもしょうがないだろ、と思う書物が多い中
「挨拶をしましょう」
「小まめにお礼状を出しましょう」
「怒りを顔に出さない」
など…新任研修で教えてもらいたいような具体的な内容で、
しかも、「私はこうやって成功しました、すごいでしょ」的な腐臭を感じさせない切り口なので、
似たような書物の多い中でベストセラーになるのはやはり違うのだな、と変なところで納得。
むしろ、女性の品格というより、社会人の品格、社会人の在り方のような本。
もっと言ってしまうと、ちゃんとした官僚だったら、このくらいするべきだよね、な本(笑)
ただ、女だったら云々……の一部に、男や上司に媚ましょう的な解釈のできる部分があって、
時代(世代)の違いを感じたりした。
お礼状を出してない数件について、
先ほどメールを出してみたり。 ←意外に影響を受けやすいようです。
しかし、男女共同参画関連って、「ばんどう」姓が多いなあ。
坂東眞理子さんは元内閣府男女共同参画局長で、
現局長も板東久美子さん、それぞれ副知事経験者だったりして、時々混乱に陥る。
研究者の男女共同参画に貢献した日本物理学会男女共同参画推進委員会の会長さんも
愛知大学の坂東昌子教授だった。(私はいろいろあって、この人には頭が上がらない)。
....小説でも専門書でもない書物を読むのは、久しぶりでした(^^)