ドラマと原作
テレビをつけた。
密室もののドラマをやっていた。 見るともなく、つけっぱなしに。
探偵役の名前が出た。 榎本ぉぉ??
もしかして、貴志佑介の榎本シリーズなのか?
いや、役者としてどうこうってのはともかく、マツコデラックスの三毛猫に相当するくらい突飛な気がする。
青砥純子も、もっとかわいげのない女がいいなあ。
いや、『狐火の家』 から読んだなら、まあ、これでもいいんだけどね。
よみはじめたのが 『硝子のハンマー』 だったから、
榎本のイメージも青砥弁護士のイメージも、もっと固いんだよな~
たぶん、きっと、もう見ないと思うので、かまいませんけど
なお、三毛猫ホームズは何度もドラマ化されたり、映画になったりしたと思うのだが、
どれもピンと来るものがなかったように思う。
シリーズものとしてベストセラーになったコミカルな話のみに似合うキャスティングだからなのかも。
片山の妹は悲しい恋に破れているし、ホームズだって、第一作で飼い主を殺されているのだ。
だから、コメディになっていても、ときどき思い出したように影があったりする。
新刊を見かけても買わなくなって久しいが、シリーズの初めの頃は嫌いじゃなかったんだけどな。
貴志佑介の小説は、すごく面白いのに、
なんだか映画化もドラマ化もあたっていないようで、残念なばかりである。