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本に埋もれる日 読書録 スティーブン・キング一言感想

 
敬愛する歌鳥氏のブログには、「本に埋もれる日々」 というカテゴリーがあって、
その中の読書録など、次に読む本の参考にさせていただくだけでなく、
カテゴリー名も、クールだよなあ、と思っていたのですが。
 
先週末、我が家はこんな感じでした。
 
イメージ 1
 
 
本屋をはじめようというのではありません。
 
本棚が込み合ってきたので、昔の文庫本をBookOffにでも売りはらおうと、
(正確には、娘に持ち運びを頼んで、その分売上金はお小遣いにしようかと思った)
上下巻やらシリーズものやらを並べていたのです。
 
ど・・・‥どれだけあるんだ。(この写真で半分くらい)
覚えのない本や、どんな本だったかと興味を惹くもの、読み直してみたくなったのも何冊か。
どうせ一度には持ち運べないのだから、少し短編集など読みなおしてみようか、と。
 

というわけで、たくさん発掘したキング作品の、一行感想など。
(既に過去に売り払っちゃったものの感想も、ちょろっと入ってますが) 
 
新潮文庫 アトランティスの心 (上・下) 
    何で惹きこまれたのか分からないんだけど、とても真剣に読んでしまいました。
    ハーツのゲームルール、忘れちゃったなあ。
新潮文庫 幸運の25セント硬貨 
    可もなく不可もなく。でも、「何もかもが究極的」は、主格の知識レベルをコントロールするキング以外には
    なかなか書けない作品かも。 バカを描く時にはバカになりきる、というか。訳文もいいのかも。
新潮文庫 レギュレーターズ (上・下) 
    リチャード・バックマン名義は、当たり外れが大きい、と思ったはじめの作品。つまり私的には外れ。
    テレビシリーズなのかな。サラサラ読めたけど、結局単純なストーリーしかわかりませんでした。
文春文庫 ランゴリアーズ 
    原作はそれなりに面白かったのだが、映画は、何考えてるんだよ、おいっ、って感じでした。
    ああ、でも、飛行機で異空間に行くところ、戻る所はちょっと感動するかも。
 
面倒なので、こっから出版社なし。
 
深夜勤務  初めて読んだ短編集。キングファンになるきっかけの、スプラッタホラーでした。
骸骨乗組員  この中の中編、『霧』は好きな作品です。映画 『ミスト』 の原作って、これかも。
     なんだかんだいってキングはあまり長編じゃない方ががいいのかもしれない。
    裸のランチに匹敵するとも劣らない、『しなやかな銃弾のバラード』は、この短編集の中に入ってます。
第四解剖室 キング作品に慣れたのか、そこそこどれも面白かったものの、記憶にはあまり残っていない。
死のロングウォーク  
    バックマン名義。場面としては歩いているだけなのに、こんなに書けるんだな、と、驚きの小説でした。
ロードワーク 
    キングの珍しい社会派小説(と、私は思ってます)。 あまりピンときませんでした。迫力はあったけど。
バトルランナー  シュワちゃんの映画が、あまりに有名すぎて(^^;  でも、ラストが違うしなあ。
痩せゆく男  インディオアボリジニーの聖地だの魔術だのって、安易にネタにされるけど。安易すぎないか?
キャリー  キングって、実質、これがデビューみたいなものなんだよね。映画で当ったのかな。
     映画はシシースペイセクと空飛ぶ前のウィリアムカット君の記憶が強すぎて、他が残ってない。
     原作の方は、歪んだクリスチャンの信心深さの恐怖みたいなのもあって、ちょっと面白かったんだけど。
呪われた町  どうなんだろう、キングの吸血鬼物は、私にはあまりピンときません。
シャイニング  映画はお勧め。小説は、怖いことは怖いんだけど、かなりかったるい。
ザ・スタンド  これも、映画はよかったんだけどな~ とってもB級で、B級らしい熱さがあって(笑)  
     それに比べると、原作は余計なゴタクが邪魔です。
デッドゾーン  これは、映画も小説も良かった。この後同じようなネタ(トリック?)の映画が乱発されたようだ。
     クリストファー・ウォーケンは、病人を演じさせたら右に出る人がいないような。
ファイアスターター 日本では比較的メジャーだった超能力者の悲劇、というジャンルを、ハリウッドというか、
     アメリカンホラーでもはっきりさせた感じ。 あれ? Xメンと、どっちが先だろう。
図書館警察  図書館警察の都市伝説みたいなのを知っていたので、それなりに怖かった。
     作中に出てくるお菓子とか、子供の頃の風景とかが、自分の記憶にヒットしてたのかもしれない。
クージョ   犬好きの私は、ラストで号泣しました。映画は見てません。
ダーク・タワーシリーズ   ガンスリンガーの途中まで読んで、壮大すぎて、果てました。 
クリスティー  それなりに面白かった気もするんだけど、まあ、機械を大切にね♪
ペット・セマタリー(上・下) これが私にとって、キングのベストかも。
    映画はホラーカラーが強くて、原作ほどのインパクトはないのだけど、
    夫は私が小説から読み取った、人間の執着の愚かさと悲しさを、映画からも感じたようです。
タリスマン  読んだんだけど、読んだはずなんだけど………おぼえてない。
ミザリー  映画が原作に忠実に作ってあって、ストーリー的にはそれで十分。 でも、原作の面白さは、
    タイプライターが壊れたって設定で、原稿の文字に、手書きみたいな字が入っているところだと思うんだ。
トミーノッカーズ  わらべ歌殺人事件、って感じですかね。坂東真砂子横溝正史みたいな、
    いや、一応超常現象ものですけどぉ。 わらべ歌を知っているだけに、私はけっこう怖かったですが。
ダーク・ハーフ  映画はわけがわかりませんでした。原作を知っていて、やっとストーリーを追える感じ。
    二重人格もので、二重人格の相手に乗っ取られるという、精神の内部とホラーのテイストが微妙でした。
    スズメ、何しに来たんだよ……
ニードフル・シングス  読んだんだけどね。あまり記憶なし。
ドロレス・クレイボーン  これも読んだんだけどね、あまり印象なし。 読んでいてキャラが苦痛だった記憶。
不眠症 Insomnia  英語で読みました。まあ、面白かったです。読むのに時間かかったけど。
    キング作品は、スラング満載だけど、ストーリーを追う気になるので、英語の勉強にいい。
ローズ・マダー  覚えているのだけど感動はあまりない。キングは女性を書くのが上手い方だとは思うけれど、
    やっぱりこういう設定は、女性作家の方が上手く書けるんじゃないだろうか、と、思う。
    だからと言って、検視官のサラ・パレツキーに虐げられた女の話が書けるとは思わないけど。  
グリーンマイル  良かったですとても。薄い本を段々に出版していく手法は、日本人には新鮮じゃないけど(笑)
    映画はラストがちょっとだけ違うものの、忠実に作ったのが良かったのだろうな、と、思いました。
デスペレーション  この頃のキングは、なんかいい加減の読み進んじゃうのが多かったんだよな~ 
    人間生き埋め、悪霊掘り起こし、そして合体、的な話。バックマンとキングが中途半端に融合した感じ。
骨の袋  あれ? 読み忘れたみたいな……売らないで取っておこう
トム・ゴードンに恋した少女  未読 これも読み忘れたらしい。
ドリームキャッチャー Itとこれは、なんだかダメなんです、私。途中まで読んで放置。
IT はじめの方だけ読んで、続きは買いませんでした。何が気に入らないのかはよく分からない。
やつらはときどき帰ってくる これって映画の方のタイトルだっけ? 原作はそれなりに覚えてるんだけど。
恐怖の四季 
 春:刑務所のリタ・ヘイワース  すごく気持ちの良い読了感でした。映画は 『ショーシャンクの空に
 夏:ゴールデンボーイ  嫌いじゃないです、このお話も。スクールシューティングなどに思いを馳せました。
 秋:スタンド・バイ・ミー  曲と映画と、もう、最高です。原作もほろ苦くて、良かったです。
 冬:マンハッタンの奇譚クラブ  他の3作品に比べて、一番キングらしい不思議感があったけど。
 
 
映画はもっと見てるし。まだ抜けてると思うんだけどぉ。 でも、まあ、つかれた。 もうすぐ東京・・・・・・
                                                    ゼブラ@電車
 
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