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読書録 島田荘司


自宅の本棚から、文庫本をBookoffに運んだ時に、本の写真を撮っておいた。
著者別にしておく(シリーズなどはひとまとめにする)と、高く引き取ってくれるので、ならべる。
だから、というわけで、島田荘司ばかり、一行感想♪ 
少なくともこれらは(買っただけではなく)読んでいる本だと思うが……
ファンではないので、辛口になると思うが。
 
講談社文庫 占星術殺人事件 唯一無二の衝撃的トリックだと推薦されて読んだのだが、
         フレドリックブラウンの短編探偵もので読んだ気がするんだよ……
講談社文庫 斜め屋敷の犯罪 一番好きかも。名探偵コナンでは、これを思わせるトリック
         (似ているというのではなく、なんとなく雰囲気が同じ)がたくさん出てくる気がする。
講談社文庫 御手洗潔のメロディ 御手洗は短編の方がトリックが効いていていいのかもしれない、と、思う。
講談社文庫 御手洗潔の挨拶 同上
講談社文庫 異邦の騎士 シンプルなトリックを引っ張って長編にしている風で、段々苦しくなってくるあたり。 
講談社文庫 御手洗潔のダンス
講談社文庫 暗闇坂の人喰いの木 これは、オドロオドロしさが、ちょうど好みだったかも。
講談社文庫 水晶のピラミッド おいおいおいおいおーーーい。ダメトリックの典型。
講談社文庫 眩暈 アタリが少なくなってきたな、と思いながら読んでいた頃。案の定、これもイマイチでした。
光文社文庫 龍臥亭事件(上・下) 石岡君が頑張るのはいいのだが、変な人しか出てこないというか。 
文春文庫 溺れる人魚 これも社会派っぽくなってきて、うんざりしながら読んだ。
集英社文庫 都市のトパーズ 社会派を書くには、この人は偏見に充ち溢れすぎているように思う。
                    島田荘司のワースト3の一作。
文春文庫 上高地切り裂きジャック あまり記憶がないが、最後まで読んだ……と思う。
カッパ・ノベルス 寝台特急はやぶさ」1/60秒の壁 普通の推理小説と変わらないけど、
                     末期の御手洗よりは吉敷竹史シリーズの方が読みやすいかな。
カッパ・ノベルス 出雲伝説7/8の殺人  
カッパ・ノベルス 北の夕鶴2/3の殺人 このまま、鉄道小説を書き続けるつもりなのか? と。
カッパ・ノベルス 消える「水晶特急」
カッパ・ノベルス 確率2/2の死
カッパ・ノベルス Yの構図 これは少し(殺人の動機が)印象に残っている。
光文社文庫 夜は千の鈴を鳴らす タイトルは好き。トリックはまあ、普通。
光文社文庫 幽体離脱殺人事件 トリック自体は、ほ~、っというものなのだが、
        探偵役が違うからと言って、同じトリックを複数作品で使うのは、いかがなものか、と、思う。
光文社文庫 奇想、天を動かす この大胆なトリックを待ってました♪ 初期の島田作品との共通点が大きい。
講談社文庫 死体が飲む水 トリックもさることながら、彼の作品としては初めて、人間の奥行きがあって
                 良かった気がします。
集英社文庫 嘘でもいいから殺人事件 このくらいバカバカしい方が好き。
集英社文庫 嘘でもいいから誘拐事件 同じく。
集英社文庫 漱石と倫敦ミイラ殺人事件  これはこれとして、おもしろく最後まで読みました。
光文社文庫 高山殺人行1/2の女 この作品としてはOKだが、カンニングされた方も同罪、みたいな。
講談社文庫 殺人ダイヤルを捜せ トリックは印象に残っているので、当たりだったのでしょう。
集英社文庫 サテンのマーメイド
光文社文庫 展望塔の殺人 赤川次郎を思わせる軽さ……じゃなかった(笑) でも、印象に残っている犯人が
        いるので、多分面白かったのでしょう。
角川文庫 ロシア幽霊軍艦事件 あまり記憶にないが、読んだ覚えだけはある
角川書店 ひらけ!勝鬨橋 島田作品を読むたびにウンザリしていたころに、これを見かけて、
         見限るのを延長しました。読後感がとてもさわやかな作品。
光文社文庫 毒を売る女 『糸ノコとジグザグ』が収録されている。これは大当たりだったんだよな♪
集英社文庫 切り裂きジャック百年の孤独 これも面白かったです。この方向性を続ければよかったのに。
光文社文庫 踊る手なが猿 短編集 トリック、覚えてます♪ 好き。
光文社文庫 天国からの銃弾 これもトリック覚えてるなあ。なんとなく、漫画のシティハンターを思い浮かべて
         読みました。余計なゴタクを入れる余裕がないから、島田作品は短編の方がいいのかも。
光文社文庫 天に昇った男 書店で島田作品を買ったのはこれが最後。
 
館がトリックになっているものならば、綾辻行人の方が面白いし、
社会派を狙うなら、ジャーナリスト出身の作家が直球のものを書いている。
特定職業の知識とマニアックさを入れ込むなら、真保裕一の方が面白い。
新本格、と言われる小説の分野を作り上げた一人であることは認めるが、
いろんな意味で中途半端になってしまったかな、と、思う。
 
でも、彼がいなかったら、『金田一少年の事件簿』は、ヒットしなかったと思うんだ。