満たされた環境よりも、外に出たい
「安定した生活もいいが、若いうちは海外で自分の実力を試したい」
なんてセリフは今やかなり陳腐だし、
そもそも理学部の学生だって、この手のことを考える人は少なくなっていると思う。
が、その一方で、海外ポスドク経験者を優先的に採用したり、
海外のビッグネームとのコネクションのある人を採用したい大学や会社も多いのではないかと思う。
某理研でニュースになっている女性研究者など、その典型だったのではないか、とも思う。
という、社会派のブログではなくて。
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)はすぐに人に飼われることに適応して、
水槽のそばに人間が行くと、エサをくれ~ と、集まってくる。
前足を上にのばし、体が縦になってもジタバタ動き回るので、これを エサくれダンス、と呼ぶ人もいる。
500円玉より小さいころに、公園で見つけたミドリン(♀)は、すでに20センチ近い大亀だが、
かつて、亀ラン(ドッグランの亀版・水場付)から逃亡して、1週間も出てこなかった。
その時は、マンションの隣家の庭 (ベランダの仕切り板の下を亀は通れるので、陸続き)に出かけていた。
お腹が空いていたのか、人恋しかったのか、隣家の人にもとても素直に捕まったようで、
自宅に戻ってからも、その後しばらくはおとなしかった。
本日。
足元にあるエサ(テトラレプトミン:粒タイプの亀餌)を無視して、この表情…………
「エサもいいけどね、出たいのよ……・」
冬場は屋内の狭い水槽に入れているので、時々部屋の中を散歩させるのだが、
夏の屋外水槽は十分に大きいのと、新陳代謝が激しいせいか(冬場よりも)汚れていることが多いので、
気軽に水槽から出して歩かせることができない。
今から洗ってもいいが………
亀パン(「カメのごちそう」:お麩タイプの亀餌で、冬場に食欲がなくてもこれだけは食べるほどの好物)
を与えて、食べ物に注意を向けさせる。
「カメのごちそう」はペット専門店でないと見つからないので、我が家の近くでは手に入りにくいのだが、
久しぶりの好物を見て、ようやく、外に出たい欲求が下がったようだ。
………… 「カメのごちそう」を購入しに行ったとき、剣士な娘も一緒だった。
大型ショッピングセンターだったので、レストランからペットショップからブティックから映画館まである。
呉服屋さんも入っている。
和のもの大好き、着物大好きな娘が、吸い寄せられるように近付いて行った。
これ以上浴衣を増やしてもしょうがないよね、と、言いつつ、あれこれのぞく。
えええ、と。
絽の帯揚げは、紫のものを購入したから、水色系はなしになったはずだったんだけどな
水色というよりも、シックな青緑。ちょっと絞(しぼ)も入っていて、なかなかいい感じです。
帯締めは……勢い、かな。