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ハロウィンだからゾンビもいいかな、の読書録 『死霊大名』



ブラピの~ ゾンビ~は~ かわいいな~ 
(小鹿のゾンビバンビのメロディで)

★ハロウィンなので、小っちゃいかぼちゃを購入してきた★
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カエルさんのブログで、ブラッド=ピット主演の『ワールドウォーZ』 の話題になっていて、
頭が少しだけゾンビ系にシフトしていたんだ……
そんなところに本屋さんの平積み本に、「くノ一 vs ゾンビ」 の赤文字。
よしっ、買った★

文春文庫 『死霊大名』 風野真知雄 読了

伊賀国でくノ一として修業を積んできた16歳の蛍。
千利休から戦国最大の悪漢・松永久秀を探る命を受け、父とともに旅に出る。
そこで目にしたのは、「死と戯れる」秘技だった。
死霊が増殖する動乱の世で、蛍は父を助けるため悲壮な闘いに挑む。
前人未踏のハリウッド級エンターテインメント、ついに始動。(amazonの内容紹介より)

読んだことのない作家さんだったが、ぱらぱらと見た感じでは、リア鬼系の文章でもない。
歴史小説をたくさん書いている人のようだ。
が、内容紹介通りのお話だった ジュブナイルみたいですな。

★中をくりぬいて、キャンドルを入れてジャックオーランタンに★
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強いて感想を言えば、
・ゾンビがなかなか出てこなかった、
今井宗久がちょっとしか出てこなかった、
・続き物の第1巻だからなのかもしれないけど、お父さんがゾンビになったままだし、
・信長とお母さんの関係もわかんないままだし、
コペルニクスとはすれ違ったままだし、
・ゾンビメーカーの死霊大名も、そのまんまになってるし………
要は、起承転結の 起 だけを読んだ感じ。

参考までに、(←って、何の参考なんだか
この話のゾンビは、ブードォー教のゾンビみたいに、単に不眠不休食糧いらずで働くゾンビで、
ロメロ映画が始めた、人に襲い掛かって、かまれた人はゾンビになる、という類のものではない。
ま、戦国時代だからしょうがないけど、「ゾンビ」の言葉も出てこない。

それでも、くノ一の少女の描き方がさっぱりしていて、でもリアリティ皆無ってほどでもないから好感が持てるし、
風の茶室や天空の茶室など、茶室の描画がいたく魅力的で、
これじゃあ千利休でなくても、 死霊大名のセンスに嫉妬するよな~って感じだし、
想像すると素敵なシーンがたくさんあった。

★ハムちゃんのお墓に供えてみた★
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この本は昨日の帰宅途中の電車で読んでいて、
あと10ページくらい残ったところで家についてしまったので、
リビングで、歴女で剣士の娘がいる隣で、あとちょっとを読み続けた。

 「雑賀衆って何?」   
 「ん~ ●●の××で△△の時代に……」  ←時代だの武将名だの社会背景など
 「呪文しゃべってるように聞こえるけど、要は人間だね」 ←この程度の理解におちつく


 「ええええ、なんだか、オチがない。だから、くの1?」 ←副題にくノ一なんとかと書いてあるから言ってる
 「……くノ2とかくノ3ってのはないからっ。大体、ゾンビの歴史ものって時点でチガウ」 ←くノ一の語源説明


 「ゾンビと利休と今井宗久って、みんな好きなんだけどな~」
 「好きなものを混ぜたって、好きになるとは限んないと思うよ」
.                                  確かに  ……でも、続きを買うかもしれません。