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おまけ欲しさに大人買いしてみた & 読書録 『とせい』

駅構内の書店で文庫本を購入したら、綺麗なブックカバー(書皮)がついてきたのは、
防波堤の読書録に書いた通りだ。
JRの北陸新幹線が金沢まで開通した記念だというブックカバー、
兼六園の四季 だそうだ。

綺麗でしょ、と、娘に見せたら、いたく気に入って、 「全種類欲しいな~」と。

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同じ店に行って、文庫本を購入し、カウンターで書皮の話をしたら、
 「まだ、4種類全部ありますよ」 と。

 「じゃあ、あと2冊選んできます」

結局、書皮4枚ゲット


まずはネットで調べた時に、好評で、すでに手に入りにくいと言われていた兼六園の春。
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これが、私とこのシリーズの出会いになった兼六園の夏。
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娘が、一番きれいだ、と言っていた兼六園の秋。
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これも綺麗だなあ、兼六園の冬。
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いずれも新幹線が描かれていて、でも、友禅柄に溶け込んでいて、いい感じだ。
自分で複製しよう、と、スキャンしてから、受験生の娘に譲渡。

でも、文庫本なんて読んでる時間はないと思うんだ。



さて、そういうわけで、作品数が多く手軽な今野敏の小説が増えた。

中公文庫 今野敏 『とせい』 1時間で読了。

.   日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、今時珍しく堅気を泣かさない稼業を信条とするヤクザである。
.   その阿岐本組長が、兄弟分の組から倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった。
.   表街道を歩く出版事業とやらに、組長が憧れたらしい。日村と阿岐本は問題の梅之木書房に出向くが、
.   癖のある編集者や所轄マル暴刑事との関係など、本業以上の波乱が待ち受けていた――。
.                                                (amazonより)


文字通り、中間管理職みたいな日村は、ヤクザ以外でもどこでもやっていけそうなキャラクターだ。
みなとみらい署シリーズの、神野の所の組員、岩倉がもうちょっと砕けたら日村になるのかもしれない。
組長は全然違うけど。

浅田次郎の 『プリズンホテル』 が少し真面目になった感じというか、
池井戸淳がお笑い版を書いたというのか、
危なげなく先は読めるものの、痛快で面白かった。
最後まで誰も悪くしないとことなんて、お見事。


すごく楽しく読みました。