読書録 『触発』

今野敏、ブックカバーシリーズ　じゃなかった
中公文庫　『触発』　今野敏。　数ページだけ残ってたんだけど、今しがた（＠）読了。


朝のラッシュで混雑する地下鉄駅構内で爆弾テロが発生、死傷者三百名を超える大惨事となった。
その威信にかけ、捜査を開始する警視庁。
そんな中、政府上層部から一人の男が捜査本部に送り込まれてきた。
岸辺和也陸上自衛隊三等陸曹―自衛隊随一の爆弾処理のスペシャリストだ。
特殊な過去を持つ彼の前に、第二の犯行予告が届く!はたして犯人の目的は、一体何なのか。
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　BOOKデータベースより

捜査一課の碓氷警部補のシリーズは、
「彼が夜勤(当番)の時に事件が起きる」＆「オタクと組んで解決する」というパターンだと、『ペトロ』で知った。
この作品『触発』も同じパターンだが、これがシリーズ第一作らしく、
碓氷の小心者の部分が出てきたり、（オタクというよりも）スペシャリストな自衛隊員が出てきたり、と
『ペトロ』に比べると普通で、なおかつ『ペトロ』よりもずっと面白い。
シリーズ開始だから、熱が入ってたのかな。

スペシャリストの岸部がとてもとても魅力的なキャラクターでした。