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映画鑑賞録 『ミスター ホームズ』

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フルトハンザ機内映画その4。 「ミスター・ホームズ」 

    1947年、すでに現場を退いていた私立探偵シャーロック・ホームズ(93歳)は
    家政婦のミセズ・ムンロと彼女の息子であるロジャーと共にサセックスの農場で暮らしていた。
    ホームズは手記を書いたり、ミツバチの世話をして暮らす中で、自分の人生を振り返っていた。
    若い頃の知的体力がもう自分にはないとも思っていた。  (wiki より、あらすじ)


これも悪くない。 (2016年公開予定では悪いことは書けないし
映画ポスターなどはかっこいい老人が事件解決する感じに撮影されているが、
実際にはヨボヨボしたおじいさんが、自宅の周りをウロウロ歩きながら、
思い出せなかった昔の事件を思い出すだけだ。
先週とか先月のことを思い出せて、めでたしめでたし、とはならないんじゃないかと思うのだが、
高齢故の頭脳の劣化に、きちんと立ち向かい、それを抑えようとするのも、また、ホームズらしいように思う。

少年とのやり取りも、無駄に観察眼が優れている点も、
           (名探偵のときはいざ知らず、現時点では「無駄に明晰」に見えてしまう)、
そして最後に、初めて小説(?)を書くところも、
頼ってるくせに上から目線で見ていたワトスンの、もうひとつの苦労を思い描くところも、
なんだか、最終的にはとてもよかった。


映画館に行くタイプではないかもしれないが、私は好きだ。 お勧めかも。