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読書録 『イラストレイテッド 光の科学』

これは読書か?
写真集か? イラスト集か?
あるいは専門の参考書だろうか?

大津元一 田所利康 石川謙 朝倉出版 『イラストレイテッド 光の科学』 入手。

イメージ 1

読了と書かなかったのは、まだ読み終わってないからだ。
実は出版される前から見せていただいていたのだが、
多分、きちんと読み終わるには時間がかかりそうだ(この図の描き方は真似しよう、などなど)。
高校生くらいの知識で読めるように、噛み砕いて書かれていて、
でも、大学の理学部の学生がここまでわかっているかというと、学ぶことがたくさんあるだろう。
大学院、あるいは学部なら光の研究室にいる学生が、ちょうど読めるくらいだと思う。

著者のお1人は、学生時代からの知り合いだし、
他のお1人は何度も飲み会でご一緒する間柄なのだが、
とにかく、解説の図と写真がすばらしい。

何と言ったらいいのかな、
偏光子を使って撮影した画像の説明だから、
色味がわからなければ、お話にならないのは確かなのだが、
それにしても、綺麗に描くもんだなあ、わかりやすく説明するもんだなあ、と、ひたすら尊敬する。


おお、北見工大の原田先生も画像を提供している。
(一般公開になっている原田の論文をリンクする)←6月には画像だけでなく全文パスワード不要になります。
お抹茶BOYが夏休みに光の実験をしていたが、それのずっと綺麗なものだ。

イメージ 2

ちなみに、原田先生の作られたこのステンドグラス、偏光板にはさまなければ、すべて透明だ。

フルカラーで紙質がいいせいか、書籍自体は3千円と、ちょっと高いし、
一般的な書店にどのくらい売られているかということを考えると、
なかなか目に留まりにくいかもしれないが、
科学好き、綺麗なもの好きの人なら一見の価値はあると思う。

身近な図書館で探してみてはいかがだろうか。
もちろん購入すれば、著者たちが喜ぶと思います。