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昔の読書録(漫画) 『手の目』

昨日はまた東大周り会議の連続だったのだが、
湯島でも、根津でも、亀有でも祭りだった。今朝も祭囃子で目が覚めた。
下町だなあ、と、思う。

漫画家の高橋葉介が好きなのだが、そんなに作品数の多い人でもないので、
たいていの作品は読みきっていると思う。
とはいえ、出版者に恵まれない人で、雑誌が廃刊になったり連載が変な形で打ち切りになったり、
作品を追いかけるのは、安易なことではない。

そんな中、懐かしい無料漫画を見つけた。
もののけ草子――手の目――』 
    *9/19まで   http://dre-ap171.papy.co.jp/sc/view_flash/ff63fccf3317913eb4/9-12024-84/FIX001/index.html

  手のひらに目の刺青のある少女は、物の怪が見えたり未来が見えたり、
  千里眼のように心がわかったりする無宿の女芸人だが、
  下品でがめつくて、生きるためには他人が死ぬのも厭わない、底辺の生活をしているのに反して、
  筋の通った正義や、人間や化け物に対する人情味があって、なによりも根が優しい。
  女の嫉妬心も、親を慕う捨て子(死亡)のわがままも、できることなら満たしてやろうとする―――
 
  夢幻紳士に出てきたゲストキャラだったはずだが、
  人気の理由はそんな柔らかい部分だったんだろうな、と、思う。
  いや、日本昔話風のお話展開や、ハッピーエンドは限らない終着点も、昔話風でよかったけど。

  

今日のもん吉   「油脂までも」      「門基地」  ……自分の名前くらい変換しなさいよ