読書録『The Island 軍艦島』

写真集だから、読書と言えるかなあ、とは思うのだが。
『The Island 　軍艦島』 を購入した。

軍艦島こと、端島が見たくて、長崎まで足を伸ばした。
なのに、ハリケーン娘（←雨女の強烈なやつ）のおかげで波浪警報が出て、
軍艦島クルーズは欠航、上陸はできなくなってしまった。

今年、軍艦島の写真集が出たのを剣士娘は調べていて、ほしがっていたのだが、
都内～横浜では探しきれなかったそうだ。
軍艦島の見える、「のもさき総合運動公園」の土産物屋に、置かれていた。

写真はすばらしく、その割に安価だったのでとても満足だが、
合間合間に載せられているポエム風の言葉が、邪魔だ。
（あとがきに言い訳のようなものが書かれているが、それでも邪魔なものは邪魔。言い回しも陳腐だ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……アマゾンレビューにはここまでは書かなかったが。

言葉で書きたくなるのも分かるが、写真集ならば写真で示してほしいし、
この写真はそれが実現できていたと思う。

突飛だったり神がかりだったりする言葉が、写真のよさを減じてしまっているようで、残念だ。
それよりも、長い時間かけて撮影されている様子なので、
撮影時期を（XXXX年冬など）書き込んでおいて欲しかったな、と思う。

―――まあ、アマチュア小説や同人誌でも、あとがきでグダグダ執筆時の気持ちなどを書いているのがあるが、
作品で示せよ、作品で、と思うので、それが私の本の読み方なのかな、と思う。
ポエムに関しては、剣士も同じ意見で、私よりもずっと強烈に嫌がってたけどね。