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読書録『去就―隠蔽捜査6―』

久々の読書。 数冊同時購入した中の一冊は、通勤一往復と片道で読了。

  大森署管内で女性の連れ去り事件、さらに殺人が勃発。
  ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立する。
  家庭でも娘にストーカー騒動が発生。予想不能の事態が公私に続発して…不穏な緊張感漂う最新長篇!
                                                  (amazonからあらすじ)

竜崎シリーズ第6弾。
悪くないんだけど、悪くはないんだけど、
戸高がちょっとだけ態度の悪いレベルの普通の刑事になっちゃってるとか
伊丹が偉くて物分りがいいだけの人になってるとか、
SATとかSITとか職人・専門家系に竜崎が好かれるのはいいとしても、
間野崎管理間だったすっかり竜崎シンパになっちゃってるし、
反竜崎って、弓削警視正だけじゃん・・・・・・

このシリーズの面白さは、謎解きや刑事事件の解決の横で、
竜崎の独特の公務員感を理解できない人たちが、いっせいに彼の足を引っ張ったり、ぶつかったりしまくって、
でも、竜崎のほうは何も感じない(でもピンチには陥る)――と言う状況が面白いのであって、
シンパがほとんどになって、敵が少数では普通の刑事ものと変わらなくなる。
頭いいはずなのに、無理にどんでん返しにするために、一部見落とさせてるし。

短編(3.5とか5.5とか)レベルの事件です。


以上、まとめて見ると、物足りない……のかな。