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読書録『おおあたり』

新潮文庫 しゃばけシリーズ 『おおあたり』 畠中恵、 えらく遅れてきた電車待ち中に読了。
もう、第何話なのかわかんなくなっちゃったけど。
(ちなみに、遅延理由は「お客様同士のトラブル」だそうだ。
若者同士のトラブルはほとんど見たことがないんだけど、
通り魔的説教をする団体高齢者、多いんだよね、この時期)

   長崎屋にまたまた事件が。
   金次が貰った富札が百両以上の大当たりだったのだ!噂を聞きつけた人々が金の無心に寄ってくる一方で、
   当たり札が偽物ではないかという疑いも出てきて―。
   栄吉の新作菓子の成功が招いた騒動に、跡取りとしての仕事を覚えたい一太郎の奮闘、
   場久が巻き込まれた夏の怪異、そして小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も堪能できる、
   めでたくて晴れやかな第15弾。 (BOOKデータベースよりあらすじ)

15弾ですってよ、続いてるなあ。
いったん「はるがいくよ」で、終わらせても良かったんじゃないかと思うけれど、
ちび丸子ちゃんや水戸黄門的に、いくらでも作れるんだろうな、この手の話は。
ちょっとだけ切なくて、理不尽で、それでも謎解きやコミカルな部分があって、ちょうどいいポジションなんだろう。

なお、私は屏風のぞきと場久さんが好きなのだが、キャラクターの好き嫌いを別にすると、
一太郎の友人の栄吉が出てくると、話に深みが出る傾向にある。
今回の本だと、「辛あられ」を売り出す話が好きだ。
大好商売はうまくいっても、失恋しちゃって、栄吉はまたかわいそうなんだけどね。