ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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(アルバータ) カルガリーのお友達

カルガリーには、夫の学生時代の友人と、そのカナダ人の奥さまが住んでいる。
日本のカナダ大使館で知り合った彼らは、その後脱サラして、
日本とカナダを行ったり来たりして、会社を経営している。

日本にいらしている時は、たまに遊びに行くから、お抹茶も娘も、彼らとは親しいのだ。
私の会議中も、カナディアンロッキーに、お抹茶をドライブに連れて行ってくれていた。
おかげで、野生動物をたくさん見たらしく、
ゴーファーだの、ビッグホーンシープだの、マウンテンゴートだの、
私の知らない動物名を連発してくれた。

ビッグホーンシープは、年に1,2匹見られれば良い方くらいに珍しいらしいのだそうで
道に出てきていて、おまけに家族で道のわきに居たそうだ。
僕はラッキーだ、と、盛んに喜んでいた。

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そういうわけで、カルガリーではずっと世話になってしまったのだが、
私が絵画が好きだということを知って、
知り合いの大学の絵画の先生のお宅に、連れて行ってくれた。
まるで美術館のようなご自宅で、高齢ではあるけれど、贅沢ではなく、
でも、とても優雅に暮らしてらっしゃる。
かかっている絵が、ミロの素描だったりして、うああああ、である。
日本びいきの先生は、お抹茶と片言の日本語で会話し、数々の彫刻や絵画を見せてくださった。

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築100年という、その友人の家も、地下に、電気を使わない天然の冷蔵庫などが残っていて、
昔の家を少しづつ、直しながら、改造して使っている。
家の古さを、「素敵でしょう?」 という彼女は、日本滞在中に日本画に目覚め
画家としての作品が、カルガリーの街のギャラリーにポツポツと飾られている。
日本画ではないが、なんとなく、和にもつながる絵のような気がする。
すなわち、風、木、雲、水......形のないものを描く。
それは、古いものを大事に使う生活に、よく似合っている気がする。
地震がないから、木造ではないから、と言ってしまえばそれまでだが、
エコな暮らしに、少し憧れたりする。

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子供好きなお二人は、残念ながら自分達の子供はいない。
兄弟の子どもが、よくやって来て、よく懐いているそうである。お抹茶も、とてもくつろいでいる。
明日は帰国なのだが、気がついたら、お抹茶は空港まで見送りをお願いしてしまっていた。

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日本でも、また絶対に会いたい、と抱きついているお抹茶おひきはがし、
ほんの一週間の、彼のカナダ滞在は、終了である。
  
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………‥…あ、学生一人、
同じ飛行機で日本に連れて行くんだった☆