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震災と教員と当事者意識

九州の地震、心配です。
本当に波状攻撃みたいに、何度も大きい地震が来ますね。
震源の移動がわかるかと思って、震度5以上のものを並べています。
クリックすると二段階で拡大します。)

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今日、都内で行なった会議で、震源に近い某大学の先生が参加していたので、

 「大丈夫でしたか? 飛行機よく飛びましたね」 と、尋ねたところ、

 「いや~、一昨日から出張で大阪にいたんですよ、ラッキーでしたよ~

    「え? ラッキーって、研究室、大丈夫なんですか?」

 「メールで、大丈夫そうなことは言ってました。
          私は家族も関東にいるし、しばらく戻らない方がいいかな、と」

    「え~ だって、大学の学生さんたちは?」

 「自宅生が多いし、大学は休みにしたほうが喜ぶんじゃないかな」

    「??????」


我々が、心の中で、そいつを軽蔑した、いや、何考えてんだこいつ、と思ったのは言うまでもない。





 「あの人、大学移ったばかりだからな、まだ研究室に愛着ないんじゃないか?」

 「うちの卒業生で、東北大の助教になった人、
                 東日本の震災の後、出張先の名古屋から車で仙台に戻ってたよ。
着任して、1年以下だったと思うけど」  

 「性格的なもんもあるんだろ。5,6年でいくつもいくつも大学を移ってる奴は、あんなもんさ」

 「子供が小さいから、私も学生よりも家族を優先しちゃうかもしれないけど、
少なくとも、自分が大学にいなくてラッキーだとは思えない気がする」

 「あの人、子供いないけどね…… 留学生来てたりしないのかな? 大丈夫かな」

 「HP見て、もしそれっぽいのがいたらに聞いてみるわ」





「教員は何があっても生徒や学生を守れ」……とは言わない。
けどさ。

私は自分の子供がいない頃は、学生たちが最優先だったけどなあ。
うちの研究室を卒業した学生さん達も、大学スタッフになったら、
学生の事を、常に気遣ってるように見えたけどなあ。

そうでない研究室や、そうでない教授がいるのを見てしまって、
なにか………残念だ。




早く地震が落ち着き、被害者が少なくて済みますように。