深夜の電話
11時過ぎの電話。
まあ、我が家は12時過ぎまで誰かしらは起きているので、
驚かない。
しかも、番号表示は、表示圏外 (つまり異国)。
のんびり日曜日のドイツ組か、9.11の米国組か、と思いながら、
ひとまず、「Hello~♪」 と受話器を取る。
以下、意訳の和訳
「お、〇〇(←ゼブラのファーストネーム)か、
お前今年はいつになったらドイツに来るんだ?」
「へ?」
「今年は来てないだろ」
「えええ、と、そうだね。 でも今年は何回も会ってるじゃん」
「カナダや日本で会っても、会った気がしない。
こっちの実験装置をいつまで放っておくつもりだ?」
「(その装置、あんたのでしょーが) その内、学生に教えに行くよ」
「まあ、忙しいだろうけど、気楽にな。
そうそう、12月に日本に行くんで、あけておいてくれ。お前のおかげで、日本が近くて助かるよ」
一体なんだったんだ、と思いつつ電話を切ってから、
あいつ、新規予算のヒアリングがうまくいかなかったのを、誰かから聞いたな、と、思い当たる。
悪事(じゃないけど) 千里(もっと離れてるけど)を突っ走る、である。
日本が近くなった、というのは、彼の実感なのだろう。
私も彼の母上に会わせてもらったこともあるのだが (だから、今は平気なようだが)、
以前、母上は末っ子の彼が遠いアジアの国への出張するを心配しまくっていたのだそうだ。
身長190センチ体重100キロの彼を
「私の小さなルーちゃん」 と呼ぶのには、笑わずにいるのが大変だったが。
そういえばいつも買ってくるドイツ産のマスタード、切らしてるな~
確かに、ドイツにはしばらく行っていない。 最後に行ったのは去年の11月だっけ?
実験予定を入れる気になればいくらでも入るし、ヨーロッパで会議がないわけでもないんだが・・・・・・・・・
大学のスタッフの人たちに比べれば、それでもまだ余裕がある方なんだろうけれど、
毎年、毎年、自分の時間がなくなっていくなあ、なんて。
写真は昨年のドイツ最後の日に撮ったと思われる、ホテルのモーニング。
最後の日だけ泊ったんだっけ?
ドミが混んでいる時の定宿ではあるんだけど、記憶があいまいなのは、眠いからかも。
なお、着信の時間から考えて、さすがに米国だって12日になっていたはずである。
あの時から寝ぼけてたのか、私はw