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科研費書類待ち

文部科学省科学研究費の繰り越し手続きをしようと思っている。
 
  ほんの数年前までは、国から来る研究予算は、単年度中に使用しきらなければならず、
  何らかのトラブルや工事の遅れなどで、その年に使いきることが出来なくても、
  繰り越して、翌年にその金額を使うことはできなかった。
         #今は、正当な理由があれば繰り越すことができます。
 
  融通も利かなかったので、年度末に5万円づつ残った出張旅費を、
  二つ分集めて10万円かかる遠方に出張することはできず、
  だから、近場に二回出張したことにして、遠方分の旅費をカバーする、なんて話を聞いた。
  近場の二回に出張は、カラ出張になるから、不祥事として問題になっていたはずだ。
  詳細を聞けば、「あらぁ……」 という事になる。
         #今は、どちらの予算で行ってもおかしくない出張ならば、片道づつ支出する事ができます。
 
 
科研費は、研究者がダイレクトに書類提出をするのではなく、
研究所の担当が取りまとめて文科省に送るので、
昨夜もうちの研究所の事務担当者が、書類チェックを頑張ってくれていた。
 
会議の後に実験室に籠っていたので、メールも見ず、電話で連絡がついた時は7時近く。
私の繰り越し理由は、実験を担当していた共同研究先の大学院生が急に就職してしまったので、
残った学生だけでは予定通りに実験や装置改造が進まなかったためだ。
共同研究者としては教授の名前しか入っていないので、書いていいものかどうか、またどう書こうか困っていた。
事務担当者は、「それは正当な理由だと思うので、正直に書きましょう、大丈夫ですよ。
            他にも直した方がいい所があったので、修正案、こっちで書いて送りますね」
 
   彼はスーパー事務員さんなので、特にこういう所がテキパキしているのだと思うが、
   研究予算は使いやすくなってきていると感じる。
   正しい使い方ならば、不正をしないで済むようになっていると思う。
   少しづつなのかもしれないが…………
 
自宅に戻って、11時過ぎにメールを見たら、修正案が届いていた。
今日の午前中に提出するのだ。 
すぐに、追記分を書いて送りったが………
昨夜、彼の机の上には、他の研究者の分の科研費書類(多分時期的に、繰り越し手続き用)が、
20センチくらい積み上がっていた。 
きっと今日も、朝早くから出勤しているのだろう。
 
自宅でもう一度来るはずのリプライの書類を待って、
手直しが必要でないとわかってから出勤しようと思う。
手直しが必要だった場合、1時間以上かかる通勤時間は、タイムロスになってしまうから。
 
 
もしこれで在宅勤務のシステムがなかったら、早く出勤するしかないわけで、
そうなったら、子どもたちを家から学校に送り出してから出勤というわけにはいかないんだろうな、と、思う。
 
こんなところも、働きやすくなっていることの一つですね。