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(仙台)15年ぶりくらいかなあ

10年、いや、15年ぶりくらいに、宮城県立美術館に行ってきた。

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土曜日の昼間なのに、誰もいない、というこの贅沢さは何だ。
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いくつか、そういえば昔見たかもしれない、と、覚えている絵もあるが、イメージ 3
これといった目玉といえば棟方志功くらいなのか…… 
その割には、有名作家の絵画も所蔵されていて、なにやらもったいない。

それでも、棟方志功の『二菩薩釈迦十大弟子』のオリジナルを見られたので、
しかも全員並んでいたので、とても満足だ。
中でもぱっと目を引いたのは、この絵。
この本の表紙にもなっている、『摩訶目犍連の柵』。
片岡鶴太郎っぽいといったら、どこか・誰かに失礼だろうか。


以下は、それほど有名ではない作家も含んで。

高橋由一 『松島図』 どことなくベックリンを思い出す。
私は元々のベックリンの『死の島』にそれほど不吉な印象を持っていないので、こっちのほうが不穏なくらいだ。
他の絵はそれほどでもないのだが、松島図だけ、とても印象に残った。

岸田劉生が一枚展示されていた。岸田劉生は何描いててもすぐに彼の作品だとわかる(笑)。
レオナール藤田も叱り。何を描いてもモンパルナス的。
浜口洋三も、あまりにも有名なさくらんぼのメゾチント。(←リンクは宮城県立美術館の所蔵作品ではないが)

福沢一郎 『基督』 この絵は好きかも。ダリの描くキリストっぽくて、なんとなくステンシルを連想する。

パウル=クレーはやっぱりいいな♪ クレーの作品をいくつも見られて、とてもうれしい。
力学値の釣り合い』は、どこが、どう釣り合ってるんだ、といいたくなるけど。

カンディンスキーもある。彼の絵が動くアニメがあればいいのに。

宮城輝夫という人は知らなかったのだが、絵本の表紙っぽいカラフルで楽しい絵を描いている。好き。
美術館で目を惹いたのは、一番左。カラフルなのに絶妙に色が厳選されていて、ものすごく綺麗だった。

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この人も知らなかったが、宮井里夏の何作か。この人の絵も好きだ。
暗い教会内部をモノトーンで描いていて、静謐と不吉が同居したような、静かな圧迫感がある。

関野準一郎 『墓とニュ―ヨ―ク』 も、ほぼモノトーンなんだけど、お墓と十字架なんだけど、それでもきれい。
リブリーアイランドを連想してしまうのはなぜ?

そういうわけで、久しぶりの美術館は散漫な印象を受けるものの、楽しかった。
ミュージアムカフェ café mozart Figaro も、椅子やら机やらがちょっとずつアートで
美術館ならではのセンスなのかな、いい感じだ。 
前回着たときもオープンエアの席で、見知らぬおば様(合い席になった)とお茶をした。

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高さの違う椅子や机が、配置よく並べられている。私は古い木の机を選んだ。
タルトタイプの本日のケーキセット(1,000円)と、よく似合う。
(マンゴー、イチジク、桃など、フルーツ盛りだくさんで美味だったので高くはない)

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それから、これが一番気に入ったかも。
奈良のもの、というふすま地のブックカバー
これも1000円ほどで、自前でブックカバーを作る私としては高い気もしたが、手触りに負けて購入。

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すごくいい感じ。
襖絵っぽいデザインや、猫や小動物、名画風なものもありました。
本好きな方への贈り物にも良いかもしれません。



たくさん牛タンを買って帰ろう、と、思ったのに、お抹茶Boyが急性の腸炎になったとの連絡が
牛タンは全部冷凍ものにして(今は食べなくても、絶対に欲しがるから)、
代わりにやわらかめのかまぼこや、萩の月を購入しました。

ん~ まだまだ子供。まだまだ心配です。