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#読書

書名を忘れたけど、面白かったホラーはきっとこの中にある――― a kind of 読書録

少し前に、マーティンの『皮剥ぎ人』がドラマ化されるとかどーとか、っていうニュースがあったようだ。 昨年の米国発のニュースだが、私はこの小説がとても気に入っている。 たとえば本格推理小説でアリバイ崩しを頑張ってたのに、 犯人はテレポーテーション…

昔の読書録(漫画) 『手の目』

昨日はまた東大周り会議の連続だったのだが、 湯島でも、根津でも、亀有でも祭りだった。今朝も祭囃子で目が覚めた。 下町だなあ、と、思う。 漫画家の高橋葉介が好きなのだが、そんなに作品数の多い人でもないので、 たいていの作品は読みきっていると思う…

読書録 『さくら聖・咲く』

新潮文庫 畠中恵 『さくら聖・咲く ―佐倉聖の事件簿―』 読了。 中学生の弟・拓を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所で事務員として働く佐倉聖は大学三年生。 大堂のコネを使わずに、就職活動に励む日々を送っている。大堂門下の議員達が持ち込んだ難問…

読書録 漫画に埋もれる日々 web 無料漫画ワンポイントレビュー

webにコミックのCMが入ってきて、『秘密』 と 『艶漢』 がそれなりに面白かったので、 時々、通勤途中に無料漫画を読むようになった。 週刊誌を読んでいるので、『ロストマン』 『アオアシ』 『クライフイズム』 (いずれもサッカー漫画)などは、 なつか…

読書録(漫画) 『秘密 -Top Secret-』

読書録といえるのかどうか。小説ではないし、紙でもない。 清水玲子 の 『秘密トップシークレット』の漫画版が、 webで無料で読めるようになっていたので、1,2巻を読んでみた。 普段はビッグコミック系列の週刊誌しか読んでいないので、BL狙いみたい…

読書録『誰かに話したくなる怖い話 怨』

ひさびさの小銭文庫。(←万札を細かくするために、駅の構内で購入する本) 二見レインボー文庫 ナンジャタウン「あなたの隣の怖い話コンテスト」事務局編 『誰かに話したくなる怖い話 怨』 一般投稿のものから選出したようで、玉石混淆───と、言いたいところ…

読書録 『捜査組曲』

角川文庫 今野敏 『捜査組曲』 読了。 整形外科は待ち時間が長いんだもの。 お台場のショッピングセンターで、放火との通報が入った。安積班のメンバーが臨場した時には、 警備員がいち早く消火活動を始めたので一大事にならずに済んだ。警備員に話を聞いた…

読書録 『自薦THEどんでん返し』

『自薦THEどんでん返し』双葉文庫 読了 どんでん返し特集のアンソロジー、という、 「それじゃどんでん返しされたときの驚きがないじゃん」 と、突っ込みを入れたくなるようなタイトルの短編集。 綾辻行人 再生 うん、ストーリーは秀逸なんだけども、完璧に…

虹の物語――泣かせてしまったのは私か?

昨日、虹を見た。 昨日、ペットのミドリガメが、家出したけどちゃんと手元に戻ってきた。 昨日、英会話教室の日だった。 英会話教室で、英国人の先生(昨日は女性)と、挨拶がてら、その日にあったことを話す。 一応、テキストもあるが、ニュースネタの政治…

映画予測 『貞子 vs 伽椰子』

「化けもんには、化けもんをぶつけんだよ」とのキャッチコピーの『貞子 vs 伽椰子』だが――― ビビリの癖に怖い映画大好きなお抹茶BOY(中1)が、「見に行きたい」と言う。 「いいんだけどね、新作ごとに『貞子』 も『伽椰子』パワーダウンしてるから、 この…

読書録 『MAMONO』

本日正午締め切りの書類を送りつけた(←電子ファイル)ので、帰宅途中は中断していた本を読んだ。 徳間文庫 柴田哲孝 『MAMONO』 読了。 ヒグマを追う猟犬、引退した刑事になついた奇妙なカラス、拾われた白い猫――。 その秘めた力が今、解き放たれる。 その…

読書録 『黄昏の光と影』

光文社文庫 柴田哲孝 『黄昏の光と影』 読了。 定年間近の石神井署の刑事・片倉康孝は、孤独死した小切間清という老人の捜査を担当する。 が、部屋には身元を示すものは何一つない。 さらにスーツケースから古びた白骨死体が発見される! 部屋にあった写真の…

読書録 『軌跡』

角川文庫 今野敏 『軌跡』 読了。 これも短編集で、電車片道。 今野敏は好きだけど、さすがにこれはアウトかなあ。 タイムとラベルもの、ウラシマ効果もの、植物が意識を持つ……など、SFっぽいものが入っているのだが、 今野敏ファンクラブの人が、同人的なも…

読書録 『憑物』『陰陽』

柴田哲孝の小説を求めて書店に入ったのだが、そういえば彼は寡作なんだった。 そう簡単に見つかるもんでもない。 目に留まった今野敏を購入してしまう。 柴田作品とは正反対で、この人、ドンだけ書いてるんだか。 と言うわけで、まずは中公文庫 今野敏 『憑…

読書録 『漂流者たち』 ――犬を連れた探偵――

祥伝社文庫 柴田哲孝 『漂流者たち』 今朝の通勤電車の中で読了。 大地震発生直後、いわき市に打ち上げられた無数の車。 その一台の持ち主は、同僚の議員秘書を殺害し、6000万円の現金を手に逃走していた。 男は津波に呑まれて死んだのか。 金はどこへ?捜索…

読書録 『かげゑ歌麿』

文春文庫 高橋克彦『かげゑ歌麿』 読了。 だましゑ歌麿の続編。 高橋克彦は美術ものを書くときに最高に面白い、と思う。 それに比べると、歴史ものも伝奇ものも目じゃない、と、思う…… 源内が出てきたり、長谷川平蔵が出てきたり、蔦屋に一之進、オールスタ…

読書録 『医療ガバナンス学会』

小説ではありませんが、面白かったので、読み物紹介。 ジャスト専門でなくて、医者ではないけれど、理科系大学出身者、という程度の人に、 なるほど、と思える面があるのかも。 知り合いの先生がメーリングリストに送ってきてくださった紹介文から。 医療ガ…

読書録 『宰領』

色々あって脳がエキサイトしている。 一昨日は眠れなくなったので、無理やり小説を読んだり画集を見ていたりしたが、 あまりのめりこめたかどうかというと、疑問だ。 そういうわけでちょっと気の毒な感じの読書録、 新潮文庫 今野敏 『宰領』 読了。 メモっ…

読書録 『イラストレイテッド 光の科学』

これは読書か? 写真集か? イラスト集か? あるいは専門の参考書だろうか? 大津元一 田所利康 石川謙 朝倉出版 『イラストレイテッド 光の科学』 入手。 読了と書かなかったのは、まだ読み終わってないからだ。 実は出版される前から見せていただいていた…

読書録 『犬はどこだ』

創元推理文庫 米澤 穂信 『犬はどこだ』 読了 多分はじめて読む作家なのではないかと思う。 文章は適度に軽くわかりやすくて、内容は軽妙、でも、軽薄なわけではない。 いや、軽すぎて面白くないという人もいるかもしれないが、私は好きだ。 が、好きだから…

読書録 『残穢』

今日も湯島で仕事でした。行きかえりの電車の中で、文庫本を読んでた。 読み終わってから絶対手元に置きたくないほど怖い小説、と言うあおり文句の、 でもって多分それは、そこそこ有名な女優たちを使って映画化したための、番宣でもあったのだろうな、と思…

読書録 『国境の雪』

柴田哲孝 『国境の雪』 角川文庫 を読んだ。 この忙しいのに長編だったので、読むのに一週間くらいかかった。 柴田哲孝はもとジャーナリストという経歴の小説家なので、 クリーチャーものの『TENGU』『KAPPA』ですら、社会情勢や日本の持つ課題を上手に入れ…

読書録 『憑きびと』

徳間文庫という名の小銭文庫 『憑きびと』 読楽文庫編集部編 読了。 アンソロジーを読むのは久しぶりだ。 私はいつも通勤途中の電車の中で小説を読むので、 乗り換えの多い時期には、角川のアンソロジーを大量に読んでいたこともあったのだが、 いつの間にか…

読書録 『記憶屋』

ジョニィ~! と、件の作品のオマージュだと思って購入してしまったわけだけども、 SFのかけらすらもなかった 角川ホラー文庫 織守きょうや 『記憶屋』 読了。 大学生の遼一は、想いを寄せる先輩・杏子の夜道恐怖症を一緒に治そうとしていた。 だが杏子は…

書き忘れてた読書録 『たぶんねこ』

新潮文庫 畠中恵のしゃばけシリーズ 『たぶんねこ』 読了。 名古屋からの帰りの新幹線で、読み終わったんだった。 写真左:肉球ギフト http://sanpasta.ocnk.net/product/489 写真右:ニャシュマロ http://www.nekobu.com/blog/2015/01/post-481.html (双方…

読書録 『フリークス』

久々のキオスク小銭文庫(←小銭が欲しくて一万円札で購入する、店にとっては迷惑極まりない文庫本)、 角川文庫 綾辻行人 『フリークス』 読了。 綾辻作品はアンソロジーに入っていることも多いので、 前に読んだことがあったかなあ、とも思ったが、すっかり…

読書録 『欠落』

講談社文庫 今野敏 『欠落』 読了。 ホント、この人の小説は、読み出したら読み終わるまで止まらないのだよ…… つい先日読み終わった、『同期』の続編。 ストーリーはよりいっそう単純になったし、突っ込みどころも多々あるのだが、 勢いよく読んでしまうには…

読書録 『同期』

講談社文庫 『同期』 今野敏 読了 「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」 怒濤の長編!警察小説 汚名を背負い姿を消した同期。組織の壁と謎。迷宮の闇の中、宇田川は友のため、闘う。 警視庁捜査一課の宇田川は現場で発砲されるが、突然現れた公安所属…

映画鑑賞録 『ミスター ホームズ』

フルトハンザ機内映画その4。 「ミスター・ホームズ」 1947年、すでに現場を退いていた私立探偵のシャーロック・ホームズ(93歳)は 家政婦のミセズ・ムンロと彼女の息子であるロジャーと共にサセックスの農場で暮らしていた。 ホームズは手記を書いたり、…

映画鑑賞録 『Bridge of Spy』

ルフトハンザ機内上映映画、その3 「Bridge of Spy」 スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、 1950~60年代の米ソ冷戦下で起こった実話を描いたサスペンスドラマ。 保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士ジェームズ・ドノバンは…